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20141031memo

https://www.facebook.com/MarketAnalyze/posts/828814247161150

17業種のすべてが値上がりし、値上がり上位には「不動産」、「金融(除く銀行)」、「電力・ガス」、「銀行」、「運輸・物流」など金利敏感株がすべて並びました。最も値上がりの小さな「建設・資材」でも+5.0%もの大幅な上昇となっています。

あまりに突然のことで金曜日の14時少し前、追加緩和の発表直後はすぐには動きはとれませんでした。しばらくして株式市場は一気に動き出し、日経平均は急上昇。不動産、証券、ノンバンクなど金利敏感株が猛烈な上昇を示しました。
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2014年11月1日 【今週のTOPIX 業種別騰落率】

「波動砲クロダが炸裂!」

鈴木一之です。今週もよく働いたなあ、あともう少しだ、とふと気が緩みがちになる金曜日の14時前、日銀が追加の金融緩和策を発表しました。

・長期国債の年間買い入れ額を30兆円引き上げて、年80兆円へ。
・資金供給量をこれまでの年60~70兆円から80兆円へ。
・ETFの買い入れ額を1兆円から3兆円へ。
・REITの買い入れ額を300億円から900億円へ。

これまでに何度も市場の期待を裏切ってきた日銀が、まったく予想もされていなかったこの時期についに追加緩和のアクションを起こしました。市場は完全に意表を突かれ、混乱に近い状況でラスト1時間の株式市場は大幅高となりました。

金曜日の日経平均の終値は1万6413円。急落前につけた1万6374円(9月25日)を抜き去って今年の最高値を更新しました。一日の上昇幅は+755円に達し、これも今年最大の上げ幅となりました。2007年11月以来、7年ぶりの高値に到達しています。

夜間も取引されている東京金融取引所の「くりっく株365」は、土曜の朝5時の引け値が1万7013円までさらに買い進まれています。突如としてアベノミクス相場は新たな局面に突入することになりました。週明け月曜日は「文化の日」で祝日となりますが、「くりっく株365」は取引されます。

TOPIXはまだ9月末の高値を取るには至っていませんが、上昇率は+7.4%に達しました。これは今年最大です。過去にさかのぼると昨年4月12日の週の+7.7%以来のこととなります。

17業種のすべてが値上がりし、値上がり上位には「不動産」、「金融(除く銀行)」、「電力・ガス」、「銀行」、「運輸・物流」など金利敏感株がすべて並びました。最も値上がりの小さな「建設・資材」でも+5.0%もの大幅な上昇となっています。

あまりに突然のことで金曜日の14時少し前、追加緩和の発表直後はすぐには動きはとれませんでした。しばらくして株式市場は一気に動き出し、日経平均は急上昇。不動産、証券、ノンバンクなど金利敏感株が猛烈な上昇を示しました。

後講釈となりますが今回の決定に至るまで、実に多くの伏線が敷かれていました。

今週は金融・経済に関する重要スケジュールが盛りだくさんの週です。NY市場の現地水曜日(10月29日)、FOMCが開催され、ここでQE3による資産買い入れの終了が正式に決定されました。市場の最大の関心事は、今回の決定によってどれだけの期間、どれだけの値幅で株価やドルが下がるのか、というものでした。調整の規模はどの程度か、という推計に明け暮れていました。

それが実際の取引では、水曜日のNYダウ工業株はわずか▲31ドルの下落にとどまり、ドル円相場もほとんど影響が見られませんでした。今週発表された米国の経済統計は、7-9月GDPが+3.5%と予想以上の好調を示すようにいずれも良好で、木曜日(10月30日)のNYダウ工業株は早くも1万7195ドル(+221ドル)まで上昇しました。しかもダウ輸送株、ダウ公共株、ラッセル2000等の小型株、REITなどもそろって趨勢的な上昇を続けています。

加えてドル相場、米長期債相場も堅調のまま推移しています。これらを確認した木曜日の時点で、NY市場はテーパリングを何ごともなく通過して、今後も株、債券、為替が同時に上昇するトリプル高、「何でもあり」の世界に突き進む素地が整ったとの判断が下されたと考えられます。

これを見た金曜日(10月31日)の東京株式市場は、朝方からほぼ全面高の展開となり、午前中の時点で早くも日経平均は1万5921円まで+300円近くも上昇しました。折しもGPIFの新しい資産配分が決定され、国内株式25%、外国株式25%、合わせて50%という組み入れ比率まで発表されました。これも株価を押し上げる強力な支援材料となりました。

これだけでもマーケットの雰囲気の改善は十分でしたが、そこに日銀の追加的な金融緩和、クロダ波動砲が繰り出されました。これまで虫の息だった不動産、証券、ノンバンクなど金利敏感株が完全に息を吹き返し、まるで2012年の年末から2013年の年明けにかけて見られたアベノミクス相場第1波を再現したかの様相を呈しています。

水曜日の朝発表された9月鉱工業生産は生産、出荷ともに反発したものの、これだけですぐに景気が本調子に戻ったとはとても言い切れません。7-9月期の累計で生産は-1.9%ほど低下した結果となり、11月17日(月)に発表される第2四半期のGDPはかなりの確率で落ち込むことが予想されます。

今回の追加緩和が、景況感と物価マインドを押し上げることによって消費税再引き上げの側面支援を意図していることは明白です。それには人々の期待に働きかけて株価を押し上げることが最も近道でもあります。

NY市場は当面、「株高、債券高、ドル高」のトリプル高を謳歌する状況が続きそうです。そんなにうま過ぎる話が長続きするはずはないのですが、しかしマーケットはすでに走り出しています。東京市場は東京の独自の理由で、NY市場と並走する可能性が高まっていると考えるべきでしょう。

ここまではグロース株が先行する形で値戻しが続いていましたが、異次元の金融緩和第2段によって、大型・バリュー株が息を吹き返す素地が出てきました。ドル高・円安による輸出関連株にも上昇余地が復活し、金利敏感の内需・金融株も水準訂正が進みそうです。それらに加えてNTT(9432)の大幅高に見られる大型・バリュー株の復権が始まる可能性も出ています。何でもあり的な。。
(以上)
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